【浜田・東京本社ワンモアトライ】14日中京11R 良血アブソルティスモの反撃

2020年3月14日 08:00

 先週、当欄で取り上げたチューリップ賞のレシステンシアは3着に敗れた。本番での逆転が可能な着差で、決して悲観する内容ではなかったが、しいて言えばダイワメジャー産駒らしい負け方だった。後続を引きつけての逃げで、直線入り口からヨーイドンの瞬発力勝負。こういう展開は向かない。メジャー産駒は総じて多少強引に運んで、後続になし崩しに脚を使わせる展開が得意だ。

 同じメジャーを父に持つアブソルティスモも、前走は苦手なスローの瞬発力勝負。それでも4着まで押し上げたのは地力の証明とも言える。今回は7Fに縮め、それなりに流れそうなメンバー。中京のタフな馬場も合いそうで、得意の展開に持ち込めるはず。サウジアラビアRCでサリオス(朝日杯FS優勝)、クラヴァシュドール(阪神JF3着、チューリップ賞2着)に続く3着。ハイレベルな一戦での実績を見直したい。ダービー馬レイデオロの半弟の底力に期待。(9)から。

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