16日から20日まで行われたロイヤルアスコット開催でも6勝を挙げ、自身7度目となる開催リーディングを獲得するなど、相変わらず絶好調のフランキー・デットーリ騎手（49）が、7月4日にエプソムで行われるG1英国ダービー（芝12F6ヤード）でイングリッシュキング（牡3、父キャメロット）に騎乗することが決まった。同馬を管理するエド・ウォーカー調教師が22日に明らかにしたものだ。

　5日にリングフィールドで行われたLRダービートライアルS（芝11F133ヤード）を2馬身3/4差で制し、ダービー戦線に急浮上したのがイングリッシュキングだ。同競走では気鋭の若手トム・マークアンド（22）が騎乗したが、フランキーが優先騎乗契約を結ぶジョン・ゴスデン厩舎からダービー出走馬がなさそうなのを見たイングリッシュキングの馬主が、フランキーの騎乗を希望。正式なオファーを出したところ、快諾したものだ。

　勝てばフランキーにとって、07年のオーソライズド、15年のゴールデンホーンに続く3度目のダービー制覇となる。ブックメーカー各社はダービーに向けた前売りで同馬をオッズ4倍前後の1番人気に浮上させている。（競馬評論家）