イルヴェントデーア 外枠当たればチャンスある

2020年7月3日 16:19

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて14鞍に騎乗します。

ワールドクルーズ(土曜5R)は能力はありますが、真面目過ぎるというか、気持ちに余裕がない感じなので、平常心で臨めるかがポイントになりますね。普通に走れば、初戦から勝ち負けできるモノは持っています。

マスターワーク(土曜6R)は今週の動きは良かったですし、順調にきています。少し他馬を気にするところがあるので、うまく逃げられれば。


カクシン(日曜3R)は前走1700メートルでも頑張りましたが、短い距離の方がいいと思います。あとは展開次第ですね。

ライトニングホーク(日曜5R)は最終追い切りでは、道中ハミを取らないところがありましたが、終いの伸びは良かったですね。スタートは少し遅いかもしれませんが、能力は高いので、相手は強いですけど楽しみにしています。

デサフィアンテ(日曜8R)は函館に来てからも順調で状態は良さそうですね。あとは展開がハマるかどうかだと思います。

イルヴェントデーア(日曜12R)はトビが大きいので、前走のような内枠だと良くないですね。外枠が当たればチャンスはあると思っています。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
2Rアイゼングラフ ☆☆
前走はいつもよりポジションを取りにいったぶん伸びを欠いたが、タメれば最後脚を使えるタイプ。ダート適性は未知だが、展開次第で食い込みがあっても。長くいい脚を使えるカワキタジャズ、ダートとブリンカー着用で変わり身がありそうなリアム、前走は速い時計の出るダートに対応できなかったセイウンクルーズが上位候補か。

3Rサイモンベラーノ ☆
大きくは崩れないが、もうワンパンチ欲しい競馬続き。過去に3着がある洋芝1200メートルでどこまで変わるかだが…。前走は不完全燃焼だったハッピーペコ、堅実なオパールシャルム、前走初めての1200メートルでも3着と好走したガリレイが上位候補か。

4Rマロンジェム ☆
2走前は3着だが勝ち馬とは1.3秒差。直線では差を詰めるが、現状では展開の助けがないと…。長くいい脚を使うブルベアカロリー、距離延長が魅力のモズナガレボシ、スタートが課題だが末脚堅実なアポロファントムが上位候補か。

5Rワールドクルーズ ☆☆☆
1週前のウッドコースで好時計をマークし、芝コースでも軽快なフットワークを披露。いいスピードを持っており、初戦から上位争い可能。スタートセンス抜群のプライムデイ、水準以上の時計をマークしているボイオートス、入念に乗り込まれ好仕上がりのスイートアリエスが強敵か。

6Rマスターワーク ☆☆☆☆
近5走で馬券圏内を外したのは、勝負所で包まれ脚を余した3走前の5着のみ。今の未勝利なら力量上位で、牝馬限定戦なら今回も上位争い可能。前走は不利があったエルバルーチェ、前走ハイペースに巻き込まれながらも上々の粘りを見せたシャムロックヒル、渋太さがあるジレーネが強敵か。

8Rフィルムフェスト ☆☆
4走前には現オープン馬と僅差の競馬をした実績があり、1勝クラスでも通用する下地は十分。今回が初ダートになるが、元々調教は動くタイプ。週中の雨で脚抜きのいいダートならスピードを生かし上位食い込みがあっても。長くいい脚を使えるディーズローリエ、ダート1000メートルは合うメイショウメイリン、叩いて動きが良くなったサンバパレードが上位候補か。


日曜日
2Rレッドマリアベール ☆
長期休養明けで追い切り本数が少なく、やや急仕上げの印象。初ダートでもあり、一度使ってからか。前走は厳しい展開だったタガノグリュック、堅実なティケイプルメリア、ダートでもう一押しを狙うレッドルピナスが上位候補か。

3Rカクシン ☆☆
今回のメンバー構成なら、ダート1000メートルの持ち時計は1位。末脚は堅実で、展開ひとつで上位食い込み可能。先行力があるユキネエ、1000メートルで安定感が出てきたロードドミニオン、前走は一旦先頭に立ち見せ場十分だったアルファジップが上位候補か。

4Rセーリング ☆☆
末脚はしっかりしており、4戦連続で掲示板確保。展開の助けがあれば上位食い込みがあっても。前走はスタート後に不利があったヤマニンプティパ、前走上々の粘りを見せたアドマイヤメティス、末脚堅実なナムラショウグンが上位候補か。

5Rライトニングホーク ☆☆☆
年上馬相手に互角の動きを見せるなど水準以上の走りを披露。馬体の良さも目立ち、初戦から上位争い可能。良血馬で乗り込みも豊富なアークライト、芝コースで好時計をマークしたアランデル、一追い毎に動きが良くなっているランカンカンが強敵か。

6Rゾールシカ ☆
3走前に2着があるが、その後2戦が案外な内容。現状では展開の助けがないと…。末脚堅実なスパークインザアイ、前走見所ある末脚を使ったサンロックランド、ダートでもう一押しを狙うチャムランテソーロが上位候補か。

8Rデサフィアンテ ☆☆
未勝利馬だが、近走長くいい脚を使い1勝クラスでも好走。小回りに替わるのは好材料で、展開ひとつで上位争い可能。前走楽勝のウインアルカンナ、堅実なイルマタル、前走初の古馬相手で2着とメドを立てたルビーカサブランカが上位候補か。

10Rガーデンコンサート ☆☆
小倉ダート1000メートルで1勝クラスを勝っているように条件はベスト。クラス2戦目でペース慣れも見込め、前進は十分可能。前走楽勝のハヤブサペコムスメ、1000メートルは合うトモジャスティス、ダートでは底を見せていないハクアイブラックが上位候補か。

12Rイルヴェントデーア ☆☆☆
前走は4着だったが、直線で前が壁になり不完全燃焼。スムーズなら上位争い可能。洋芝は合うウォーターエデン、前走の末脚が目立っていたベッラヴォルタ、好仕上がりのアヌラーダプラが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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