【浜田・東京本社ワンモアトライ】4日阪神11R メイショウテンスイが道悪でスイスイ

2020年7月4日 08:00

 今年の3歳、特にダート路線は空前のハイレベルと言っていいだろう。まずカフェファラオという、とてつもない大物が出現。これに軽くひねられたデュードヴァン、バーナードループといった面々も、普通の年なら断然の主役級だ。その王様ファラオは来週の大井・ジャパンダートダービーに参戦が決定。もしVならデアリングタクト、コントレイルに続き、砂にも無敗のチャンピオンホース誕生となる。秋が今から楽しみだ。

 大阪スポーツ杯。幸か不幸か。そんな強力世代に生まれてしまったメイショウテンスイは、すっかり影が薄くなってしまったが、この馬もかなりの実力派。新馬→オキザリス賞を危なげなく連勝。その後、交流重賞、リステッド、オープン特別と転戦。厚い壁に跳ね返され続けたが、強敵にモマれて力も蓄えた。初の古馬相手だった前走でタイム差なしの3着。展開が向いた上位2頭に差し切られたが、逃げ馬が最下位16着に沈む流れを、2番手から粘り切った。スピードと地力はやはり本物。天候悪化で道悪必至の状況。前が止まらない馬場も味方に、今度こそ押し切って3歳世代の底力を見せる。(13)から。

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