愛国オブライエン一家の管理馬22頭登録

2020年8月6日 05:30

 10月24日にムーニーバレーで行われる総賞金525万豪ドル(約4億円)のG1コックスプレートの一次登録が、4日の現地時間正午に締め切られ、海外調教馬28頭を含む182頭が登録を済ませた。

 昨年はリスグラシューが制したこのレースだが、コロナ禍で輸送便の確保が困難な今年、残念ながら日本からの登録はなかった。また、近年この時期に複数の所有馬をオーストラリアに送り込んでいたモハメド殿下の競馬組織ゴドルフィンからの登録も今年は一頭もなく、主戦調教師の一人であるチャーリー・アップルビーは「メルボルンの都市封鎖がステージ4という非常に厳しい水準になっている今、スタッフを派遣することは控えたい」とコメントしている。実は、海外からの登録馬28頭のうち、実に22頭が愛国のオブライエン一家が管理する馬で、エイダンがG1・6勝馬マジカルなど13頭、ジョゼフが7月18日のG2カラCで3度目の重賞制覇を果たしたトワイライトペイメントなど8頭、ドナカがG1・2勝のディープインパクト産駒ファンシーブルー1頭を登録している。彼らの遠征が実現するかどうかは、今後の感染状況次第と言えそうだ。(競馬評論家)

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