米国で同厩舎ツートップ対決実現

2020年9月24日 05:30

 北米西海岸における古馬ツートップのインプロバブル(牡4)とマキシマムセキュリティ(牡4)が、26日にサンタアニタで行われるG1オーサムアゲインS(ダート9F)で顔を合わせることになった。両馬を管理するB・バファート調教師が21日に明らかにしたものだ。

 今年6月に西海岸における伝統のG1ハリウッドGC(ダート10F)を制した後、8月にはニューヨーク州に遠征しサラトガで行われたG1ホイットニーS(ダート9F)を制したのがインプロバブルだ。一方、昨年の米最優秀3歳牡馬で、禁止薬物の常用が発覚し免許剥奪となったJ・サーヴィス厩舎から今年春にバファート厩舎に転厩したのがマキシマムセキュリティである。同馬は転厩後、G2サンディエゴH(ダート8.5F)、G1パシフィッククラシック(ダート10F)を連勝している。当初は2頭を使い分ける意味で、両馬のいずれかを10月10日にベルモントパークで行われるG1ジョッキークラブゴールドC(ダート10F)に差し向けるプランもあったが、大目標であるBCクラシックへ向けてダメージを残さないためには、地元のレースが適鞍との結論に至ったものだ。今週末は西海岸に要注目である。 (競馬評論家)

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