英で開幕“障害シーズン”初日からスター登場

2020年11月12日 05:30

 7日にドンカスターで行われた開催をもって、英国における今季の芝平地シーズンが終了。ここからは本格的な障害競馬のシーズンに突入するが、障害の聖地チェルトナムで13日から行われるノヴェンバー開催に、いきなり障害界のスーパースターが登場することになった。開催初日のグレンファークラスH(30ハロン37ヤード=約6069メートル)に、18、19年とグランドナショナルを連覇しているタイガーロール(セン10)が出走を予定しているのである。コロナ禍で20年のグランドナショナルが中止になり、歴史的3連覇に挑む機会を失った同馬。10月22日にナーヴァンで行われた平地戦(芝14ハロン)で7カ月ぶりの戦線復帰を果たし、結果は6着ながら無事にシーズン初戦の足慣らしを終えている。管理するG・エリオット調教師は、馬場が悪化した場合は回避する可能性に言及しながらも「一度使われて調子はおおいに上がっている」と意気込みを語っている。同競走には、今年3月にチェルトナムで行われたグレンファークラスチェイスで、タイガーロールを2着に退けて優勝したイージーランド(セン6)も登録しており、見逃せない一戦となっている。 (競馬評論家)

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