ハイレベル「カルティエ賞」明日“寂しく”発表

2020年11月19日 05:30

 欧州における代表的な年度表彰である「カルティエ賞」の受賞馬が、あす20日に発表される。

 年度代表馬にノミネートされているのはG1ヨークシャーオークスなど牝馬G1・3勝のラヴ(牝3)、10~12F路線でG1・3勝のガイヤース(牡5)、短距離路線で2つのG1を含めて無敗の3連勝を飾ったバターシュ(セン6)、オーストラリアで制した2つのG1を含めて10FのG1・3勝のアデイブ(セン6)の4頭。G1ゴールドC3連覇とG1グッドウッドC4連覇を達成したストラディバリウス(牡6)、G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSで史上初となる3度目の優勝を果たしたエネイブル(牝6)、10F路線でG1・3勝のマジカル(牝5)などがノミネートすらされないというハイレベルな争いとなっている。

 例年ならロンドンのホテルで授賞式が行われるのがカルティエ賞で、ましてや今年は創設30年という節目の年を迎えているだけに、平時なら華々しく祝いたいところだが、コロナ禍の今年はパーティーの開催はない。代わって、受賞馬と受賞者の発表が現地夜8時からスカイスポーツで生中継される予定となっている。(競馬評論家)

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム