サウスヴィグラス種牡馬リーディングへ “逆転サヨナラ”なるか

2020年12月30日 05:30

 週明けに本年度のJRA種牡馬リーディングが発表されたが、国内総合の種牡馬リーディングは31日に全国各地で行われる地方競馬の終了とともに確定値が算出される。総合、2歳のディープインパクト、BMS(ブルードメアサイヤー)のキングカメハメハの首位は地方競馬の結果にかかわらず不動だが、ダート部門のリーディングは依然として予断を許さない。

 28日現在のトップは5年連続6度目のダートリーディングが懸かるゴールドアリュール。産駒の獲得総賞金は19億1172万3000円となっている。これを追うのが獲得賞金18億9445万6000円のサウスヴィグラスで、その差は1730万円足らず。両者とも東京大賞典には産駒のエントリーがなく、決着はきょう30日の東京シンデレラマイル(1着賞金1300万円)、あす31日の東京2歳優駿牝馬(1着賞金2000万円)に持ち越されている。

 直接対決となる東京シンデレラマイルにはゴールドアリュール産駒のカラースキーム、サウスヴィグラス産駒のルイドフィーネ、東京2歳優駿牝馬にはサウスヴィグラス産駒のケラススヴィアが出走予定。それぞれに賞金獲得圏内の有力馬だが、特に東京2歳優駿牝馬のケラススヴィアは、前走の重賞・ローレル賞でデビュー3連勝を飾った逸材で、エーデルワイス賞圧勝のソロユニットとの一騎打ちが予想される。父サウスヴィグラスに初タイトルをもたらす“逆転サヨナラ”があるかもしれない。 (サラブレッド血統センター)

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