英国競馬場、南部エプソムダウンズがワクチン接種場所に

2021年1月14日 05:30

 コロナ変位種の感染が急拡大し、イングランド地方全域が3度目のロックダウンに突入している英国だが、一方で既に市民に対するワクチンの投与が始まっており、その接種場所の一つとなっているのが英国南部のサリー州にあるエプソムダウンズ競馬場である。

 訪れる市民同士が十分なソーシャルディスタンスを保つには、広大な空間が必要。なおかつアクセスも悪くない場所にある施設として、ロンドンにあるコンベンションホールのエクセルセンター、マンチェスターのテニス&フットボールセンター、バーミンガムにある多目的ホールのミレニアムポイント等とともに、英国全土に8カ所設けられた接種場所の一つにエプソムダウンズが指定されたものだ。

 サリー州は英国の中でも感染率の高い地域で、それだけにワクチン接種がことさら急がれており、エプソムでは1日あたり800人に接種できる態勢を整えている。さらに今週末からは、バークシャーにあるニューバリー競馬場も接種場所として稼働する予定だ。ちなみに英国では、エリザベス女王(94)と夫君のフィリップ殿下(99)も既に、ワクチン接種を終えていると伝えられている。(競馬評論家)

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