【浜田・東京本社ワンモアトライ】6日中京10R “王道”から良血ジェラルディーナが羽ばたく

2021年2月6日 08:00

 エルフィンS。きょう一番の注目はやはりこのレースだろう。昨年はデアリングタクトがここをステップに無敗牝馬3冠を達成。過去の優勝馬を振り返ってもシャダイカグラ、イソノルーブル、キョウエイマーチ、ウオッカ、レッドディザイアなど一流牝馬がズラリと名を連ねる。牝馬クラシックにおいては、ある意味“純正”のトライアルよりも注目したいレース。今年の主役はジェラルディーナだ。父モーリス、母ジェンティルドンナ。両親でG113勝の超良血。ゆえにここまでの戦歴に物足りなさを覚えてしまうが、徐々に素質の片りんを見せ始めている。

 前走はほぼ最後方から大外を回り、メンバー中2位となる3F33秒7の末脚で0秒5差7着。偉大な母と比べてはかわいそうだが、未勝利勝ち直後に臨んだG1としては上々の内容。1分33秒6の走破時計は、今回のメンバーなら十分勝負になる。例年は京都開催だが、今年はコース改修で中京が舞台。春2冠がいずれも坂のあるコースで行われることを考えれば、より本番に直結する可能性も。予想はもちろんだが、単純に競馬ファンとして、この馬の活躍が見たい。(4)から。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム