【浜田・東京本社ワンモアトライ】14日阪神9R 桜を意識させる好素材ヤマニンルリュール

2021年2月14日 08:00

 こぶし賞。近年ではカレンブラックヒルやメイショウマンボが、ここでの勝利をステップにG1馬へと登り詰めた。隠れた出世レースだが、今年の注目はヤマニンルリュールだ。デビュー戦Vが圧巻のひと言。中京の開幕週で時計が速く、レコードはおまけみたいなものだが、内容が秀逸。ハイペースで縦長の展開。先行有利の中、出遅れて中団追走。4角でも先行集団との差が10馬身以上あったが、直線で1頭だけ離れた外に持ち出すと強烈な伸び脚。前をあっさり捉え楽々と3馬身半突き放した。タフな中京ではなかなか見ない豪快な差し切り。非凡な素質を感じさせた。

 今回は右回りで1F延長がポイントだが、前走の走りなら問題ないはず。例年なら京都で行われるレースだが、今年は桜花賞と同じ舞台。ここを突破するようなら、大舞台がくっきりと視界に入る。(2)から。

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