【浜田・東京本社ワンモアトライ】6日阪神11R 阪神JF組を素直に信頼してメイケイエール

2021年3月6日 08:00

 チューリップ賞。ひと昔前は本番に直結する最重要ステップだったが、近年は臨戦過程が多様化。つれてこのレースの地位も低下傾向で、ここをステップに桜花賞を勝ったのは16年2着ジュエラーが最後となっている。一方、このレースに限った臨戦過程なら阪神JFの上位組が圧倒。昨年も着順こそ入れ替わったが、阪神JFの1~3着馬が上位3着までを占めた。同じ舞台でわずか3カ月前に行われたG1での好走は、やはり大きなアドバンテージだ。

 今年、阪神JFからの参戦はメイケイエール1頭のみ。4着だが大外枠+出遅れを克服しての0秒2差なら胸を張っていい。掛かる気性で、前走も折り合いにかなり苦労するシーンが見られた。ここも相手というよりは、自身の内面との戦い。前走は明らかに控えることを意識した乗り方だったが、大外枠で一度も前に壁をつくれなかったのが、最後のひと伸びに響いた。一転しての最内枠。名手・武豊がこのチャンスを逃すはずはない。(1)から。

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