米の超有力馬ライフイズグッド故障で3冠全休

2021年3月25日 05:30

 8日にカリフォルニア州のサンタアニタ競馬場で行われたG2サンフェリペS(ダート8・5F)を8馬身差で制してデビューから無敗の3連勝を達成し、5月1日にチャーチルダウンズ競馬場で行われるG1ケンタッキーダービー(ダート10F)の前売りで圧倒的1番人気に推されていたライフイズグッド(牡3、父イントゥミスチーフ)が故障。3冠を全休することになった。

 アクシデントが起きたのは、次走に予定していた4月3日のG1サンタアニタダービーへ向けた2週前追い切りがかけられた20日のことだった。調教を終えて引き揚げてきたライフイズグッドが後肢を引きずるしぐさを見せたため、獣医が詳しい検査を行った結果、左後肢の球節に小さな剥離骨折を発症していることが判明。ケンタッキーに搬送した上で、26日に名医として知られるラリー・ブラムレージ獣医の執刀で摘出手術が行われることになった。

 2カ月は治療に専念した後、経過を見つつ調教を再開することになる。管理するボブ・バファート調教師は「秋には復帰できそうだ。ブリーダーズカップ(11月6日)には、間違いなく間に合う」とコメントしている。(競馬評論家)

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