【浜田・東京本社ワンモアトライ】香港G1で日本馬の強さを堪能

2021年4月25日 08:00

 今週は春のG1シリーズの谷間だが、日本馬はコロナ禍でも活躍の場を求めて香港遠征。馬券も買えるので、すっかり中央競馬のカレンダーに組み込まれる形となった。

 チェアマンズSPはダノンスマッシュ。G1ではあとひと息の競馬を続けていたが、昨年暮れの香港スプリントで初制覇を飾り自信をつけたか。高松宮記念はこれまでにない勝負強さを発揮して、首差の着差以上の完勝だった。父は12、13年に香港スプリント連覇のロードカナロア。当地ではレジェンド扱いで、産駒のスマッシュも人気が高いという。父とはひと味違う、香港G1秋春連覇を狙う。(1)から。それにしてもライバルとなる香港勢が低調。短距離王国として名をはせた、かつての勢いがない。日本馬の活躍はうれしい半面、強い相手を倒してこそ。復権が待たれる。

 クイーンエリザベス2世Cも日本馬同士の争い。3冠牝馬デアリングタクトに期待したが、ラヴズオンリーユー、グローリーヴェイズも差はない。3頭で上位独占なら低配当必至。馬券は観戦料程度で、見応え十分の攻防を楽しみたい。

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