【プリークネスS】フランスゴデイナ 先行力見せられるか

2021年5月13日 05:30

 フランスゴデイナ(牡3)が出走を予定する北米3歳3冠第2戦プリークネスSの発走が、今週土曜日に迫っている。フランスゴデイナは8日(土曜)に決戦の地ピムリコ競馬場に到着。前走G2UAEダービー(6着)同様、賞金順のリーディングで全米2位につけている名手J・ロザリオが騎乗することになっている。

 今年は10頭立てとなった中、現地11日に行われた枠順抽選でフランスゴデイナは7番枠から発走することが決定。主催者発表のモーニングラインでは、2週前のG1ケンタッキーダービーを制した後、ドーピングで禁止薬物が検出されて係争中のメディーナスピリット(牡3)が2・8倍の1番人気。デビューから無敗の3連勝でG2レベルSを快勝後、G1アーカンソーダービーで3着に敗れ、ケンタッキーダービーを回避しての参戦となるコンサートツアー(牡3)が3・5倍の2番人気。フランスゴデイナは21倍の9番人気となっている。

 UAEダービーでは出遅れて中団からの競馬となったフランスゴデイナだが、本来は軽快な先行力が武器で、同型馬メディーナスピリットやコンサートツアーなどとの兼ね合いがポイントとなりそうだ。(競馬評論家)

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