ラブVSスノーフォール“最強牝馬対決”8・19実現?

2021年7月1日 05:30

 “10カ月の休み明け”、“牡馬との初対決”という2つのハードルを難なくクリアし、6月16日のG1プリンスオブウェールズSを快勝したラブ(牝4)が、今月24日にアスコットで行われるG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(芝11F211ヤード)に向けて調整されることになった。同馬を管理するエイダン・オブライエン調教師が、6月29日に明らかにしたものだ。3歳だった昨季は3戦し、G1英1000ギニー、G1英オークス、G1ヨークシャーオークスをいずれもぶっちぎりで制覇。欧州最優秀3歳牝馬の座に就いたのがラブだ。G1・5連勝を目指す“キングジョージ”では、今年のG1英ダービー勝ち馬アダイヤー(牡3)などと顔を合わせることになる。

 オブライエン師は同時に、6月4日のG1英オークスをレース史上最大着差の16馬身差で制した、日本産ディープインパクト産駒スノーフォール(牝3)の次走が、7月17日のG1愛オークス(芝12F)になるとの見通しも発表した。ファンが待望する女王2頭の直接対決が、8月19日のG1ヨークシャーオークス(芝11F188ヤード)で見られれば、世界の競馬におけるこの夏最大の見せ場となりそうだ。(競馬評論家)

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