ウインピクシス 初戦から期待

2021年7月2日 16:55

丸山騎手とウインピクシス

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて10鞍に騎乗します。

ヴェールアンレーヴ(土曜5R)は追い切りで乗りましたが、動きは良かったです。気性も問題ないですし、あとはゲートだけ。スタートが決まれば、初戦から楽しみです。

エンプレスソウル(日曜4R)の前走は初めての競馬でしたが、着順ほど悪くない内容でしたし、叩いて良くなっていればもっとやれると思います。

ウインピクシス(日曜5R)はいい動きで、追い切りの時計も良かったですね。当日の落ち着きがカギにはなりますが、初戦から期待しています。

ヴァイスメテオール(日曜11R)は本当に良くなるのは先ですが、デビューの時から重賞でもやれる能力はあると思っていた馬。スタートを決めて流れに乗れればチャンスはあると思うので、うまくエスコートしたいと思っています。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
3Rブールタング ☆
 初戦はまだ若さの目立つ走りで、後方のまま10着。2戦目で慣れは見込めるが、上位争いまでは…。前走は出遅れが響いたアメリカンエール、末脚堅実なトーセンマルコ、前々で運べる器用さがあるゲットアップが上位候補か。

5Rヴェールアンレーヴ ☆☆☆☆
 1週前の追い切りでは、素質の片鱗を見せる鋭い動きを披露。小柄だが乗り込み十分で中身もしっかりできている印象。初戦から上位争い可能。スピード十分のウィリン、好馬体で最終追い切りの動きも良かったスピードドリブン、素軽い動きで芝短距離も合いそうなニシノアナが強敵か。

7Rボーンジーニアス ☆
 新馬戦で4着があるが、勝ち馬とは1.5秒差。その後の成績も一息で、初芝でメドの立つ競馬ができれば上出来か。前走は折り合いを欠いたマイネルパリオート、近走安定しているシゲルシャイン、前走の末脚が目立っていたダノンマデイラが上位候補か。

10Rミアマンテ ☆☆
 近走成績は一息だが、デビューから2連勝した素質馬。休み明けになるが仕上がりは良好で、やや低調な今回のメンバー構成なら、上位食い込みがあっても。前走復調示す末脚を使ったウインメルシー、小回り替わりは好材料のグレイテスト、前走はスムーズさを欠いたクールウォーターが上位候補か。

11Rグレイトゲイナー ☆☆
 近走で崩れたのは、出遅れた3走前のみ。ここにきての充実が著しく、自在に動ける強みもある。昇級でも差のない競馬ができそう。開幕週向きの先行力があるサウンドカナロア、立て直して好仕上がりのトキメキ、福島は相性が良いナンヨーアミーコが上位候補か。
 
日曜日
2Rホノノルーカ ☆☆
 前走は13着だったが、砂を被り戦意喪失した印象。前々で運べる器用さがあり、芝に戻し変わる可能性も。前走の末脚が目立っていたマントゥノン、小柄で坂の緩い福島は合いそうなチャーチャンテン、先行できるスピードがあるホウオウジュレップが上位候補か。

4Rエンプレスソウル ☆☆
 前走は追われてから瞬時に反応できず10着だったが、徐々に加速し初戦としては悪くない内容。血統背景は良く、2戦目で慣れが見込める今回はガラッと変わっても。末脚堅実なフォクシーレディとクオンタム、開幕週向きの先行力があるコーヒーソフトが上位候補か。

5Rウインピクシス ☆☆☆
 乗り込み本数は多くはないが、仕上がり良く一追い毎に鋭さが増してきた印象。前向きさもあり、初戦から上位争い可能。好仕上がりで動きも水準以上のナザレ、仕上がりの良さが目立つボーンディスウェイ、オープン馬相手に質の高い併せ馬を消化しているヴァランシエンヌが強敵か。

10Rバスクベレー ☆☆☆
 前走は久し振りの芝だったが、好位から一旦は先頭に立ち勝ち馬とは僅か0.1秒差。休み明けになるが仕上がりは良く、開幕週の馬場も好材料。上位争いは十分可能。前走は競られて厳しい展開だったゲンパチアイアン、末脚堅実なライバーバード、前走はイレ込んで力を出し切れなかったオジョーノキセキが強敵か。

11Rヴァイスメテオール ☆☆☆
 前走のプリンシパルSでは、前残りの展開に泣き4着だったが、メンバー最速の上がりを使い能力示す好内容。小回りでも問題なく、課題のスタートが決まれば上位争い可能。器用さがあるアサマノイタズラとシュヴァリエローズ、長くいい脚を使えるリッケンバッカーが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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