【新谷】"ド派手"小倉土日両メインW的中の裏側!!

2021年7月8日 10:00

 木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。先週は小倉開幕週、土曜メインで3連単74万円馬券、日曜メイン「第57回CBC賞」で3連単9万3710円を的中した大阪本社の新谷尚太記者が、殊勲の予想を振り返った。「東日本の読者に自分はなじみがないかも」と気にしていたので、これを機に新谷記者を覚えてください。

 夏の小倉開幕週に土日メインで連発。幸先のいいスタートが切れた。
 記者の前職は競馬専門紙の時計班。そのため調教重視の予想、すなわち本命は人気馬になりがちだが、3日(土)小倉11Rの◎テンザワールドは6番人気(単勝19・4倍)。人気薄ながら調教で狙うべき要素があったゆえの本命だ。1週前にCWコースで行われた併せ馬が出色だった。格下に2馬身遅れたが、それに惑わされてはいけない。時計が6F79秒7~1F12秒4と上々。今までのイメージでは、あまり攻め駆けしない印象が強かったのに、この時は力強い走り。調教のポイントはその時、いいか悪いかだけではない。「上昇度」も重要で、テンザワールドの急上昇は明らか。迷わず◎を打つ。名手福永の巧みな手綱さばきもあって◎△△で3連単74万3020円の特大ホームラン!福永はレース後、「流れが向きました」と話したが、外へ進路を取ったコース取りが絶妙だった。
 競馬をたしなむ方なら分かると思うが、的中の「連発」ほど困難なことはない。そこは自分のスタイルを貫くのみ。4日(日)の小倉11R・CBC賞。8番人気ファストフォースを◎に推した理由は、やはり調教。休み明けだったが、中間の調教過程がすこぶる良かった。坂路、プールを併用して入念すぎるほどの稽古。休養前に負けていた時は重め残りではないか、と踏んでいた。実際に陣営から「予定通り調教を積んで状態はいい」のコメントとともに、すっきり仕上がったことを確認。当日、マイナス18キロで体つきも上々。2勝クラスを勝っただけで格下だったが、先頭に立って堂々としたレースぶり。芝1200メートル1分6秒0の日本レコードを樹立した。感激の連発!◎◯△で3連単9万3710円!!
 こうして的中を振り返ると、調教重視、だからこれ◎――と歯切れよく見えるが、実際には、あれもいい、これもいい、前走良かったあれは今回ひと息か?力は上だが…どれだ?と頭を悩ませて選択を間違うこともしばしば。ただ、土日連発のビッグウエーブには自分自身も乗っていきたい。新谷はいつも調教重視で印を打っております。追い切りの動きを全力で注視しておりますので、読者の皆さまにおかれましては印をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。 (新谷 尚太)

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