ジンジャーブラッド 昇級でもやれる

2021年7月9日 13:10

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて13鞍に騎乗します。

ボルタドマール(土曜1R)の前走は2戦目で変わってくれましたが、もうひと伸びほしい感じだったので、ダートに替わるのはいいかもしれません。素質はある馬なので、この条件でいい競馬をしてほしいですね。

カイタロー(土曜5R)は1週前に乗りました。時計はそこまでではありませんでしたが、楽でしたし、気性も大人しいので初戦からどこまでやれるか楽しみはあります。

ジンジャーブラッド(土曜8R)は中間乗っていないので状態はわかりませんが、前走の時計が良かったですし、昇級でもやれると思うので、楽しみにしています。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rボルタドマール ☆☆☆
 初戦は後方のままで終わったが、2戦目の前走は前々で流れに乗り4着と変わり身。大型馬でダートは合いそうな馬体をしており、更に上位も可能。前走の末脚が良かったグルートン、競馬センスがいいモネ、やや太目残りだった前走を叩き上積み十分のルクスランページが強敵か。

2Rイデアノキセキ ☆
 出遅れもあったが、前走が後方のまま10着。2戦目でレース慣れは見込めるが、まだ非力な印象があり、ガラリ一変までは…。前走は上々の粘りを見せたベルウッドブラボー、前走の末脚が目立っていたニシノラーナ、距離短縮でスピードが生きそうなキチロクハニーが上位候補か。

3Rアランチャロッサ ☆
 血統は良いが、ここまで2戦して10、8着と大敗続き。芝の長距離でメドが立てば…。末脚堅実なダノンヴェロシティ、大型馬で叩いた上積み十分のレアンカルナシオン、長くいい脚を使えるレキオノユミが上位候補か。

5Rカイタロー ☆☆
 内目を通ったとはいえ、最終追い切りではスピード感ある走りで上々の時計をマーク。仕上がりも良く初戦から差のない競馬ができそう。やや低調な今回の組み合わせなら、初戦から差のない競馬ができそう。最終追い切りで上々の末脚を見せたシエラプリンセサ、一追い毎に動きが良くなっているモンタナアゲート、追ってからの反応が良いラインメッセージが上位候補か。

8Rジンジャーブラッド ☆☆☆
 前走は脚抜きのいいダートだったとはいえ、好時計で楽勝。休み明けになるが、入念に乗り込まれ最終追い切りでは坂路で51秒台の上々の時計をマーク。小回り向きの先行力もあり、上位争いは十分可能。前走は躓く不利があったネオヴィットーリア、末脚堅実なアドアステラ、ダートでは大崩れがないスティルライフが強敵か。

9Rショワドゥロワ ☆
 過去に2勝クラスでも好走歴はあるが、近走がワンパンチ足りない競馬続き。7歳馬でもあり、大きな変わり身となると…。長くいい脚を使えるカリンカ、長期休養明けになるが地力上位のハギノアレス、マイペースなら渋太いコスモスタックが上位候補か。

10Rテンワールドレイナ ☆
 逃げても控えても近走成績が冴えない現状。新馬戦以来のダートで、少しでも前進があればいいが…。現3歳世代のトップクラス相手に差のない競馬をしてきたディールクルムとメイショウムラクモ、小回りは合うピースマッチングが上位候補か。

12Rシアープレジャー ☆
 中央再転入初戦の前走が14着。2戦目で慣れが見込めるが、一変までは…。小回り向きの先行力があるグロリユーノワール、折り合い面から距離短縮はプラスのアップリバー、末脚堅実なメルテッドハニーが上位候補か。

日曜日
5Rセイウンシデン ☆☆☆
 追い切り本数は少ないが、最終追い切りでは上々の動きを披露。馬体の良さも目立ち、初戦から差のない競馬ができそう。乗り込み十分のサトノギベオン、幼さは残るが一追い毎に動きが良くなっているオーバーザウェイブ、豊富な乗り込み量で仕上がりが良いフォルトゥナが強敵か。

7Rウインアルカンナ ☆
 3戦2連対の福島に替わるのは好材料。同型との兼ね合いがカギになるが、マイペースなら渋太く粘り込みも十分。前走は一旦先頭に立ち見せ場十分の内容だったクリーンスイープ、小回りは合うスペースシップ、休み明けも好仕上がりのフルネーズが上位候補か。

8Rニシノライトニング ☆
 1勝クラス昇級後は馬券圏内がなく、ワンパンチ足りない競馬続き。初めての1700メートルで変わり身があればいいが…。前走は使い詰めが影響したシュテルンシチー、粘り強いゴールドブリーズ、前走の末脚に見所があったネオボーゲンが上位候補か。

11Rカウディーリョ ☆☆
 長期休養明けになるが仕上がり良好で、鉄砲実績も十分。小倉や札幌で勝っているように小回り替わりは好材料で、ハンデ重賞なら上位食い込みがあっても。福島巧者のヴァンケドミンゴとクレッシェンドラヴ、小回りの方が持ち味が生きるロザムールが上位
候補か。

12Rグランマリアージュ ☆
 現級でも好走歴はあるが、近走が二桁着順続き。叩いた効果で少しでも前進があればいいが…。渋太さ十分のシネマトグラフ、前走の末脚が目立っていたジオラマ、福島替わりは好材料のスナークダヴィンチが上位候補か。


<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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