ロードカナロア産駒 仏でどんな評価受けるか注目

2021年7月15日 05:30

 今週前半に開催された「セレクトセール2021」で5頭の産駒が1億円以上で購買され、ポスト・ディープインパクト争いで頭ひとつ抜け出した感のあるロードカナロア産駒が、この夏、欧州のイヤリングセールにも登場する。

 8月14日にフランスのドーヴィルで開催される「アルカナ8月1歳馬市場」初日に上場番号19番として登場する「母ギルティトゥエルヴの牝馬」がその馬だ。英国、米国で現役生活を送り、G3ロバートGディックメモリアルS(芝11F)を含む4勝を挙げた母が日本に渡り、19年の春にロードカナロアを交配されて受胎。20年の春に英国で生まれたのが本馬である。1歳上の姉スリープリースツ(牝2)は日本産のディープインパクト産駒で、6月1日に英国のリングフィールドで行われた新馬戦でデビューし、4着となっている。

 先ごろ他界したガリレオの産駒が4頭、フランケルの産駒が8頭上場されるなど、欧州のそうそうたるトップサイヤーたちが産駒を送り込んでいる中、ロードカナロア産駒が仏国のマーケットでどのような評価を受けるか。大いに注目されている。(競馬評論家)

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