【浜田・東京本社ワンモアトライ】19日中京12R ダンディズムが今年の桶狭間を締めくくる

2021年12月19日 08:00

 尾張特別と言えば、02~09年(06年~尾張S)は有馬記念当日の中京最終レースに組まれていた。阪神のファイナルSと共に、グランプリ負け組の救済レースとして親しまれた。と言いつつ、グランプリで負った傷口を広げた記憶ばかりだが、09年は9番人気の◎ヘッドライナーが快勝して馬単万馬券。小銭まで使い果たした財布に、諭吉が戻って安どしたのは、いい思い出だ。

 その後は開催日程が変更され、有馬記念の裏で中京が開催されることもなくなった。1年の終わりと尾張をかけた粋なネーミング。レース自体が消滅した時期もあったが、復活を望む声が多かったのか?16年から中京開催のラストを締めくくるレースとして復活した。

 今年の本命はダンディズム。昇級の前走は少頭数ながら、素質馬が集結した一戦。鼻差2着は価値が高い。芝2200メートルは【1301】の得意距離。救済を受けなくて済むよう、ここで有馬資金を増やしておきたい。(5)から。

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