【浜田・東京本社ワンモアトライ】7日札幌11R 実績でも適性でも上回るスワーヴアラミス

2022年8月7日 08:00

 札幌と函館は「北海道開催」として同一視されることも多いが、実はコースの特徴はかなり異なる。函館は「ローカル小回り」のイメージ通り。急なコーナーと短い直線で構成される。ただし「平たん」なのは直線ゴール前の100メートル程度。ローカルにしては起伏に富んだコースで2角→向正面→3角は長い上り勾配。ゴール板から2角、3角から直線半ばまでは緩い下り勾配で構成されている。コース全体の高低差(3・5メートル)はローカル5場で最も大きい。

 一方の札幌はコース全周に渡って起伏がなく、ほぼフラット。これは全10場で札幌と新潟内回りだけの特徴だ。ただしこちらは「小回り」ではない。他のローカル場と比べてもコーナー半径が大きく、ローカルではかなりの「大回り」。コーナーを回るのが下手など「小回りで」で苦戦した馬が、札幌で一変するケースには注意が必要だ。

 エルムSは札幌、函館の双方に強いスワーヴアラミス。重賞3勝&59キロでの連対歴は一枚上の実績。新潟以外のJRA9場に出走し、6場で白星を挙げているオールラウンダー。札幌と函館の違いなど、この馬にとっては大きな問題ではないのだろう。(12)から。

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