日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」新キャストに安藤政信ら 主演・妻夫木聡と「20年ぶりの再会」感激

2025年8月29日 06:00

日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に出演する(左から)津田健次郎、安藤政信、高杉真宙、吉沢悠(C)TBS

 俳優・妻夫木聡(44)が主演を務める10月スタートのTBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(後9・00)に、新たなキャストとして、俳優・安藤政信(50)、高杉真宙(29)、津田健次郎(54)、吉沢悠(46)が出演することが29日、発表された。

 山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真氏の小説「ザ・ロイヤルファミリー」(新潮文庫刊)が原作。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリーだ。

 安藤が演じるのは、広中厩舎の調教師・広中博(ひろなか・ひろし)。広中は、世界で通用する幅広い知識を得るため海外留学で調教技術を学び、若くして調教師となった。馬を中心にしたチームの全員が対等であるべきという信念のもと「先生」と呼ばれることを極端に嫌うが、馬の体調やその時の状況を的確に判断し、馬にとって最良の選択肢を考えることが出来る優秀な調教師という役どころだ。

 高杉が演じるのは、騎手の佐木隆二郎(さき・りゅうじろう)。調教師の父を持ち、幼いころから競馬が身近であったため、自然と騎手を志していた。金髪がトレードマークでチャラい印象を持たれがちだが、調教師たちが認めるほどの騎乗センスと強い馬に乗ることにこだわりをもち、GIでの勝利を目指している。

 津田が演じるのは、「東日スポーツ」競馬班のエース記者・平良恒明(たいら・つねあき)。若手時代、取材に熱が入り過ぎて干されそうになったところを耕造が仲裁に入ってくれたことがきっかけで交流が始まり、今では耕造のロイヤル馬に対して好意的な記事を書く記者。

 吉沢が演じるのは、耕造の宿命のライバルである椎名のレーシングマネージャー・相磯正臣(あいそ・まさおみ)。妻夫木演じる主人公・栗須栄治(くりす・えいじ)同様、上司の馬好きに振り回されつつも、自分なりに矜持を持って仕えている。多弁でコミュニケーションが上手く、業界に非常に顔が広い椎名の良き理解者。

 新キャスト陣が局を通じて発表したコメントは下記の通り。

 ▼安藤政信 20代前半に芝居で出会った妻夫木聡と20年ぶりの再会、共演に凄く胸が高鳴っています。このドラマを通して普遍的にある愛や血の繋がりを次の世代へ継承していくという神秘さと温かさを僕自身も体感し、それを皆様に伝えられたらと思います。

 ▼高杉真宙 お話をいただいて、原作、脚本を読ませていただいたのですが、自然と心が震えると言いますか、継承していくことの凄さと素晴らしさ、自分自身のことにふと置き換えて、現在過去未来と、出会ってきた人たち、出来事を思い、自分の血になっているんだと考えさせられました。僕の役は、そんな皆さんの思いを乗せて走るジョッキーです。全速力で走り切ります。

 ▼津田健次郎 馬が走る、ただそれだけの事なのに…競馬に人生を賭ける人々の姿に胸が熱くなる。競馬には沢山の人が関わり、血が継承され、様々なドラマが生まれては消えていく。そんな物語に参加出来る事を嬉しく思います。素敵なスタッフの皆様、豪華キャストの皆様とご一緒出来る事に心が躍ります。

 ▼吉沢悠 今回の相磯という役を演じることで、私の知らなかった“馬主さんの景色”を見られることに、興奮しています。関係者でなければ入ることのできない場所・会えない人たちとの出会いはこのドラマでないと体験できないものです。競馬はレース以外にも関わる人たちが沢山いて、馬との絆、血の継承と心揺さぶる物語がある世界なんだと、原作を読んで感動しました。10月の日曜劇場でこのドラマをお届けできることを楽しみにしています。

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