【富士S】ルメール絶好調だ1日6勝!ノームコア復帰戦豪快差し切り

2019年10月20日 05:30

富士Sを制したルメール騎乗のノームコア(右手前)(撮影・西川祐介)

 「第22回富士S」が19日、東京競馬場で行われ、2番人気のノームコアが後方から豪快に追い込んで快勝。ヴィクトリアマイル優勝以来の復帰戦を飾った。鞍上のルメールは東京8~12Rでの5連勝を含む1日6勝を挙げた。

 4歳秋を迎えて少しだけ白くなった芦毛が弾む。骨折休養明けとは思えない軽やかな身のこなし。後方一気の末脚で外から突き抜けた。「久しぶりに乗ったら凄くいい馬になっていた。大人になったし、強くなった。次のG1でも大きなチャンスがあります」。ルメールは1月の愛知杯(2着)以来3戦ぶりに手綱を取ったパートナーを絶賛した。ヴィクトリアMは1分30秒5の日本レコードでG1初制覇。復帰戦では一転してぬかるんだ馬場に脚を取られ、発馬直後に左前を落鉄しながら勝利を挙げた。

 「ヴィクトリアマイルの連覇が最大目標。マイルCSについては未定ですが今日のレースは強かった。ルメールのおかげです」と池谷誠一オーナー。そのルメールもこの日、延べ8人目となる5連勝を挙げ、「物凄くうれしい。みんないい馬です。馬のおかげです」と満面に笑みを浮かべていた。

 ◆ノームコア 父ハービンジャー 母クロノロジスト(母の父クロフネ)牝4歳 美浦・萩原厩舎所属 馬主・池谷誠一氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績10戦5勝 総獲得賞金2億4988万8000円。

特集

2019年10月20日のニュース