【中日新聞杯】ガーネット重賞初V!同期菜七子の前で坂井“お手本”騎乗

2019年12月8日 05:30

中日新聞杯を制したサトノガーネット(手前)右は2着ラストドラフト(撮影・椎名 航)

 ハンデのG3「中日新聞杯」が中京競馬場で行われ、8番人気の牝馬サトノガーネットが直線、外から鋭く差し切り、重賞初制覇を決めた。

 矢作厩舎に所属する坂井にとって力の入ったゴール前。サトノガーネットを懸命に鼓舞。並み居る牡馬をまとめて差し切った。「未勝利で初めて乗った時から、ゆくゆくは重賞でもやれると思っていた。結果を出せて良かった」(坂井)。

 道中は追走に苦労しつつ後方3番手。しかし、直線で外に持ち出すと牝馬特有の切れ味を発揮。上がり3F最速タイとなる33秒3の末脚を繰り出した。「もう少し前のポジションで運びたかったが、なかなか進んでいかなかった」と苦笑いで振り返ったが、それでも「いい脚を使ってくれると思っていた」と若武者はパートナーの能力を信じていた。

 4年目の坂井はこれで今年、重賞3勝目。同期・菜七子の前で華麗な手綱さばきを見せつけた。次走は日経新春杯(1月19日、京都)を視野に入れる。人馬ともにステップボードとなりそうな重賞勝ちとなった。

 ◆サトノガーネット 父ディープインパクト 母ビートリックスキッド(母の父ヴィクトリーノート)牝4歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・サトミホースカンパニー 生産者・北海道白老町社台コーポレーション白老ファーム 戦績16戦5勝 総獲得賞金1億92万5000円。

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