ルージュスエルテ 瞬発力は一級品 記者室どよめく1週前追い切り

2023年6月20日 05:11

国枝師も素質に太鼓判を押すルージュスエルテ

 記者室がどよめく鬼脚。ルージュスエルテ(牝=国枝、父ハーツクライ)が14日の1週前追い切りでマークしたラスト1F10秒7は、Wコースの自動計測が始まって以降の2歳馬最速。当日は時計が出やすい馬場だったとはいえ、僚馬を置き去りにした瞬発力は間違いなく一級品。全体時計5F65秒6も優秀だ。国枝師も「気がいいしコントロールも利く。体力もある」とその素質に太鼓判を押す。

 カレンブーケドールも担当した中村助手は「走り方がダイナミックで、期待せずにはいられません」と目を輝かせる。父は当世代がラストクロップ。半兄レッドジェネシスは京都新聞杯勝ち馬で、血統的な奥行きもある。「牝馬ですけど、先生には“ダービーの(クラシック)登録お願いします”と何度も言っていますよ」と同助手。その進言が冗談に聞こえないほどの極上の切れ味。夢膨らむ初陣は東京土曜5R(芝1800メートル)を菅原明で予定している。

特集

2023年6月20日のニュース