【新潟新馬戦】国枝師期待のエリカリーシャン

2023年8月24日 05:05

 【東西ドキュメント・美浦=23日】エアコンの使い過ぎで風邪気味の鈴木悠。人けのない場所で少し咳(せき)をした記者に「俺もこの前コロナにかかっちゃってよ」と話しかけてきたのは国枝師だ。「熱は37・2度くらいしかなかったんだけど、喉が痛くて水も飲めなかった」と症状を告白。続けて「1日で治ったから良かったけど…。そろそろお陀仏(だぶつ)かなと思ったよ」とジョークを言って笑わせてくれた。

 そんな名伯楽が「俺と違って元気だよ」と紹介してくれたのは、新潟土曜6R新馬戦(牝馬限定、芝1600メートル)でデビュー予定のエピファネイア産駒エリカリーシャンだ。この日は三浦を背にWコース併せ馬で最終調整。軽快な脚取りで5F65秒8~1F12秒2の好時計をマークした。「馬体重は460キロくらい。いい時計が出たし動きは水準だよ。切れるって感じはしないけど、しぶとい脚を使ってくれるね」といつも辛口の国枝師にしては高評価。「牝馬の国枝」からまた1頭、楽しみな馬が現れた。

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