サウジ国際競走 バスラットレオン海外重賞2勝目 G3「1351ターフスプリント」見事逃げ切り

2023年2月26日 05:15

優勝したバスラットレオン(ロイター)

 「サウジアラビア国際競走」が25日(日本時間同日深夜)、キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた。日本馬4頭が先陣を切った4RのG3「1351ターフスプリント」(芝1351メートル)は坂井瑠星(25)騎乗のバスラットレオン(牡5=矢作)が優勝。昨年のソングラインに続いて日本馬の連覇となった。ラストランのレシステンシア(牝6=松下)が5着、ラウダシオン(牡6=斉藤崇)は9着、ソングライン(牝5=林)は10着だった。

 19日のフェブラリーSをレモンポップで制した坂井の手綱さばきが中東の地でもさえ渡った。好スタートを切ったレシステンシアを制してハナへ。手応え十分に直線を向くと、迫るカサクリードを頭差で抑えた。坂井は「サウジで初勝利を挙げることができてうれしい。この馬は本当にタフ。道中も(リズムが)良かったし、直線もずっと手応えが良かったです」と笑顔で振り返った。昨年3月のG2ゴドルフィンマイルに続く勝利で重賞3勝目。今後はゴドルフィンマイル(3月25日、メイダン)で連覇に挑む。

 ≪国際騎手招待競走総合2位 川田「こういう舞台立て光栄」≫サウジアラビアの国際騎手招待競走「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」は24日、キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、日本から出場した川田将雅(37)はスターキャットに騎乗した第4戦で鮮やかな差し切りV。計29ポイントで2位となった。優勝は計37ポイントのL・サエス(米国)だった。川田は「2位だったのは少し残念です。でも日本の代表として、こういう舞台に立てて光栄だし、ありがたく思っています」と充実感を漂わせた。

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