【梅ちゃん先生 特別編】3日東京11R バルトリが飛んでくる

2020年5月3日 08:00

 東京11R・スイートピーSは府中の樫の木に止まろうとしている珍鳥をイチ推し。閑古鳥も歌わない無観客のターフでわが世の春を謳(おう)歌するのはバルトリだ。「前回も同じこと言ってたけど、鳥の名前じゃないのよ。イタリアのオペラ歌手の名前よ」と酒場の女将は笑うが、新馬戦では小柄な体に羽根を付けたような加速を見せた。その姿はまさに珍鳥。「イージーウイン(楽勝)だったね」と初戦の手綱を取ったルメールも絶賛した。

 前走は出遅れを取り戻そうと、鞍上・ヒューイットソンがスタート直後に促したところ、引っ掛かってしまった。舞台は新馬勝ちした東京1800メートル戦。“大空を高く舞う美声”と呼ばれるオペラ歌手チェチーリア・バルトリのように宙を舞いながら凱歌を上げるか。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム