【梅ちゃん先生 特別編】24日新潟11R 千直のライオン

2020年5月24日 08:00

 新潟11R・韋駄天Sは千直(直線1000メートル)界の“百獣の王”ライオンボスで堅いだろう。「ライオンというよりチーターだな。ゲートを出て数メートルのうちに後続を離してしまうぜ」と酒場の常連・金城は言うが、ともあれ、スピードの絶対値を競うこの舞台の絶対王者には違いない。障害の絶対王者オジュウチョウサンも管理する和田正師は「昨年よりも体がひと回り成長した感じです」と手応えをつかんでいる。

 前回の千直(ルミエールオータムダッシュ=2着)は敗れてなお強し。持ち前のスピードが殺される湿った馬場(やや重発表)で最も重い58キロを背負い、左右からプレッシャーをかけられながら首差に粘った。競りかけたカッパツハッチ、ジョーカナチャン、クールティアラの人気馬がことごとく着外に失速する流れ。良馬場ならあっさり押し切れる。

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