福島開幕週を飾る3歳ハンデ重賞「第74回ラジオNIKKEI賞」の枠順が27日、確定した。

　キャリア6戦5連対のセンツブラッドは4枠5番。母は20年マーメイドSを制したサマーセント。前走の白百合Sで2着に好走し、福島向きの先行力を備えている。ダービー馬クロワデュノールの調教パートナーとして、同期の星に続きたいところだ。
　
　皐月賞16着大敗から巻き返しを期すフクノブルーレイクは2枠2番から発走。父ウインブライトは18、19年中山記念連覇を含む9Fで5勝。今回の条件は合うはず。心身の成長に陣営は手応えを感じており、父の産駒として重賞初Vへ挑む。

　3度の重賞経験があるショウナンマクベスは8枠14番。最終追い切りで稽古をつけた津村は「動きにメリハリが出てきたし、落ち着きも出てきた」と評価。積極的なレースを描いており、重賞タイトルを狙う。

　中の人が注目するレーヴブリリアントは3枠4番。最終追い切りではデビュー時から課題だった折り合い面で進歩を見せた。鞍上はルーキーの舟山瑠泉（ふなやま・るい）。同期7人の中で初の重賞騎乗となる。レースでは前の位置で勝負することを心がけており、開幕週の馬場には頼もしい。史上6人目のJRA重賞初騎乗Vを目指す。