菊花賞トライアル「第73回神戸新聞杯」（G2、芝2400メートル外回り）の枠順が19日、確定した。
　
　ダービー3着ショウヘイは5枠5番。最終追い切りはポリトラックを軽快に駆け抜け、心身共に進化した走りを披露。目標は菊花賞（10月26日、京都）でも結果が求められる一戦。態勢は整っている。
　
　器の大きさは世代トップクラスのエリキングは8枠10番から。前走ダービーは後方からメンバー最速の上がり3F33秒4で5着。広いコースがいいタイプで、阪神外回りは歓迎だ。
　
　実績上位ジョバンニは2枠2番。昨年京都2歳S、ホープフルSで連続2着。皐月賞は向正面で挟まれる不利を受けながら4着に食い込んだ。ダービー8着後、放牧で英気を養った。父の父で02年覇者シンボリクリスエス、13年覇者の父エピファネイアに続く父子3代同一重賞制覇の期待を背負って秋初戦に臨む。
　
　中の人注目は、京都新聞杯3着のフランケル産駒デルアヴァーで8枠9番に入った。「稽古より実戦でいいタイプ」（松永幹師）だが、最終追い切りも併せ馬でしっかり動いた。距離延長はプラス材料で、菊切符をもぎとる。