福島牝馬S。ライトクオンタムは新馬→シンザン記念を連勝し、昨年の桜花賞2番人気に支持された素質馬。結果は8着で、その後も折り合い難に苦しんだが、牡馬相手の前走小倉日経オープンで0秒1差3着と、ようやく復調ムード。道悪で前半5F62秒0のスローペース。道中で行きたがる面を見せながら、初コンビの吉田隼がうまくなだめて直線入り口で先頭へ。上位2頭の決め手には及ばなかったが、叩き合いの末、小差3着に粘り込んだ。勝ち馬は福島記念2着、2着馬は新潟記念4着と重賞でも好走した実力馬で評価できる内容。今回は牝馬同士。前走で小回り適性も示し、癖をつかんだ吉田隼の継続騎乗も心強い。ディープインパクト産駒の最終世代の一頭。偉大な父の底力を見せてほしい。（13）から。