【オークス】上昇サクヤ 全開!満開!アーモンド2冠止める

2018年5月14日 05:30

桜花賞後は短期放牧を挟み、順調に乗り込まれているレッドサクヤ

 厩舎のスローガンに「一戦必勝」を掲げ、キッチリ仕上げて最適と思える条件に起用していく。西の藤原英師は年明けから驚異的なペースで勝ち星を積み重ねてきた。既に今年34勝を挙げリーディングを独走中だ。パフォーマプロミスで日経新春杯、ミスターメロディでファルコンS、エポカドーロで皐月賞勝ちと中身も濃い。藤原英師は常々「数字に興味はない」とサラリと流しながらも「厩舎サイドだけじゃなく生産者や牧場スタッフら、みんなの思いが一頭一頭に詰まっている。それに応えるために頑張らないといけないし、責任を負っている」と力を込める。

 オークスにはレッドサクヤを起用。2走前のエルフィンS勝ちで賞金を加え、2カ月空けて桜花賞へ。道中は好位の外。前に壁がないポジションでも、しっかり脚がたまっていた。早めに動いて最後は脚色が鈍ったものの、先行集団に厳しい展開で7着なら悲観する必要はない。その後は2週間の放牧を挟み、順調に乗り込みを重ねている。1週前追い切りはCWコースで3頭併せ。キビキビと動いて6F80秒0〜1F12秒1を刻み、ダノンフォワード(3歳未勝利)に2馬身差、ルペールノエル(8歳障害オープン)に3馬身差で真っ先にゴールを駆け抜けた。

 稽古をつけた福永は「肩ムチを入れたらシュッと反応した」と好感触。厩舎の先輩でもある半姉エイジアンウインズ(08年ヴィクトリアマイル勝ち)に続くG1獲りを目指す。

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