JRA定例会見 芝コース「クッション性」数値公開へ
2019年3月5日 05:30 JRAは4日、東京・六本木の本部で関東定例会見を行い、芝コースの状態を示す新たな情報として「クッション性」の数値を公表すると発表した。重りを落として着地の際にかかる反発力を計測する「クレッグ・インパクト・ソイルテスター」という機器を使用。加速度の単位「G」で表される数値は低くなるほど柔らかく、平均的な芝コースの数値は70〜90G。畳と同程度の硬さ(公園や校庭に使用される「ダスト舗装」は630G)とされる。
昨夏からスタートした「含水率」の発表は芝、ダートとも実施されているが、クッション性の発表は芝のみ。計測地点は現在、検討中。施設担当の吉田正義理事は「身近なものと比較して、どれくらいの硬さなのか。お客さまに分かりやすくお伝えしたい。導入する時期は未定だが、決まり次第発表する」と説明した。