“ありがとうアーモンドアイ”有終9冠から一夜…陣営「感謝しかない」

2020年12月1日 05:30

ジャパンCの激闘Vから一夜明け、国枝厩舎の馬房で静養するアーモンドアイ。担当の根岸真彦助手から干し草を与えられリラックス。

 史上初の3冠馬3頭の対決となった11月29日のG1ジャパンCを制したアーモンドアイ(牝5=国枝)は、激闘から一夜明けた30日朝、国枝厩舎の馬房で静養した。

 レース当日は東京競馬場から午後7時20分に美浦トレセンに到着。担当の根岸真彦助手(37)は「疲れはあると思いますが、カイバもちゃんと食べてくれたし元気です」と安どの表情。改めてレースを振り返り「抜け出す脚が速かったし、残り100メートルで勝ったと思いました。最後まで頑張ってくれたし、ルメールさんもうまくエスコートしてくれた」と話した。

 ラストランで芝G1・9勝目。有終の美を飾った愛馬を、根岸助手は「まずはお疲れさまですね。あとは感謝しかない。大きなケガもなく、よく走ってくれた」とねぎらった。今後はいったん福島県のノーザンファーム天栄に放牧に出され、19日に決まった中山での引退式に備える。その後、生まれ故郷のノーザンファーム(北海道安平町)に戻り繁殖入り。初年度の交配相手は同じく14年ジャパンCを勝ったエピファネイアが有力。根岸助手は「最初の子が国枝厩舎に入るなら担当してみたい」と、早ければ22年に誕生する2世に思いをはせていた。

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