【3歳戦を振り返る】ダートで上を目指せるイルデレーヴ

2021年3月18日 12:00

 13日の阪神2R・3歳未勝利(ダート1200メートル)は1番人気のイルデレーヴ(牡=池添学、父ミッキーアイル)が快勝した。勝ち時計の1分11秒6は高速馬場を考慮しても、優秀な部類。安定感に欠けるスタート、ハミにモタれ気味のフットワークなど、まだまだ課題を残すものの、筋肉量豊富なスプリンター体形は見栄えがする。今後の成長次第で上のクラスが目指せるだろう。

 現3歳がファーストクロップのミッキーアイル産駒は、これまでに13頭が勝ち上がっている。代表産駒はチューリップ賞など重賞3勝のメイケイエール。牡馬ではデュアリストが兵庫ジュニアグランプリを制しているものの、全体的に牝馬の活躍が目立つ。13頭で18勝を挙げているが、牡馬が5頭で6勝なのに対し、牝馬が8頭で12勝。また、芝に限れば11勝中、牡馬はショウリュウレーヴの未勝利の1勝のみ。これは是非とも押さえておきたいポイントだ。イルデレーヴは母が全4勝をダートで挙げたデイトユアドリームだから、なおさらダート専科のイメージ。今後は芝にチャレンジする機会もありそうだが、そこでは押さえ程度の評価が妥当だろう。逆にダート短距離に続戦なら、積極的に買いたい。

特集

2021年3月18日のニュース