【函館スプリントS】恵量3歳牝馬シゲルピンクルビー 初の6F歓迎

2021年6月9日 05:30

 【東西ドキュメント・函館=8日】入社3年目の田村にとって人生初の函館。初めて会う関東記者や厩舎スタッフばかりで、初日は片っ端からあいさつ回り。新鮮な気持ちで仕事に取り組めた。地図を片手に厩舎地区を歩いていると「今日から函館ですか?」と聞き慣れた声。普段、栗東でお世話になっている渡辺厩舎の上浜助手が声をかけてくれた。上浜さんといえば函館スプリントS出走シゲルピンクルビーの担当スタッフだ。

 同レースは3歳牝馬が活躍している。過去10年では16年ソルヴェイグ、17年ジューヌエコールが勝利。前回、札幌で開催された09年も3歳牝馬グランプリエンゼルが勝った。好走の要因は重量差。3歳牝馬の50キロに対し、最も重いジャスティンは58キロを背負う。スピード重視のスプリント戦において8キロ差はかなり大きい。上浜助手は「洋芝はこなせると思うし、距離短縮も良さそう」と6F初起用を歓迎する。前走・桜花賞16着の敗因は距離。1400メートルで2戦2勝のフィリーズレビュー覇者を狙ってみる価値はありそうだ。

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