【川崎記念】チュウワウィザード 余裕の2年ぶり2度目V!ドバイ遠征へ弾み

2022年2月3日 05:30

川崎記念を圧勝したチュウワウィザード

 22年南関東最初の交流G1「第71回川崎記念」が2日、川崎競馬場で行われた。1番人気のチュウワウィザードが直線抜け出し優勝、20年に続きこのレース2度目の制覇を成し遂げた。

 単勝1・2倍。「無事勝てて何より」と川田が言えば、大久保師も「人気に応えてホッとしている」と頬を緩めた。

 道中は内めの4、5番手をリズム良く追走。前を捉えに馬群が動きだした3コーナーでもワンテンポ遅らせたタイミングで追いだすと一気に行き脚がついて直線は3番手の外。残り200メートルで先に抜け出した2頭を馬体を並べる間もなくかわすと一気に突き抜けた。余裕の手応えでゴールしたが、終わってみれば4馬身差圧勝。ファンの支持にきっちり応えた勝利だった。

 「2年前に勝たせてもらった時すでに馬は完成していましたが、それを高いレベルで維持していました。年齢的に少しズブさを出しましたが、動きだしてからは大丈夫でした」と川田は振り返った。2年前は新型コロナウイルスの影響でドバイ遠征が中止になり、昨年は無事遠征したが2着。「ここを勝ってドバイ(ワールドカップ)が青写真だった。その通りになったし今年こそドバイで結果を出したい」と大久保師。7歳を迎えたが衰えは皆無。海外G1制覇へ万全の態勢が整ったようだ。

 ◆チュウワウィザード 父キングカメハメハ 母チュウワブロッサム(母の父デュランダル) 牡7歳 栗東・大久保龍志厩舎 馬主・中西忍氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績24戦11勝(南関東8戦4勝、海外2戦0勝) 総獲得賞金8億8615万900円 重賞は20年チャンピオンズC以来7勝目。

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