大塚海渡、約2年半ぶりに実戦復帰「みなさんに感謝」福島3Rジュンツーポイントで9着

2022年7月10日 11:58

大塚海渡

 20年1月の落馬事故以来、戦列を離れていた大塚海渡(21=フリー)が、福島競馬3Rのジュンツーポイントに騎乗。約2年半ぶりに実戦復帰した。

 スタートで馬が右によれたため、後方からの競馬を余儀なくされたが、冷静に内ラチ沿いに導いて最短ルートを選択。道中12番手(15頭立て)から運んで、直線最内を伸びて9着だった。大塚は「まずは長い治療期間だったので、チャンスをいただいたオーナー、関係者のみなさんに感謝したいです。今後は経験を積み重ねて、技術を積み上げていけるよう、頑張っていきたいです」と、ホッとした表情を浮かべていた。

 大塚は20年1月5日の中山7Rで落馬し脳挫傷を発症。長期休養を余儀なくされたが、昨年11月から調教騎乗を再開していた。27日に門別競馬場で行われる「2022ヤングジョッキーズシリーズ」(東日本TRラウンド第2戦)にも参戦する。同騎手は休養中、元所属厩舎の木村哲也師に対し、パワハラ被害を受けたとして損害賠償を求めた民事訴訟を起こしたが、昨年10月に和解が成立した。

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2022年7月10日のニュース