【レパードS】JDD4着ハピ高い潜在能力秘める

2022年8月2日 05:20

ハピ

 過去10年の傾向から勝ち馬をあぶり出す「up to データ」。今週は3歳ダート重賞の「第14回レパードS」を取り上げる。豪快なレースぶりで勝ち上がった素質馬が集結したが、狙いはあの王道ステップの敗戦組だ。

 《前走》昨年はいわき特別(1着)から挑んだメイショウムラクモが勝利したが、過去10年の全出走馬の前走を調べると4勝のユニコーンS組、6連対(3勝)のジャパンダートダービー組が中心になる。特にジャパンダートダービー組は単勝回収率349%を誇り、敗戦組がここで巻き返すケースも多い。

 前走距離別では1600メートル組が【5・1・2・28】、2000メートル組が【3・3・3・15】と優秀。1800メートル組は1勝にとどまるが、2着が6回で連対率は19.4%と悪くない。“アタマ”にはメンバーレベルが高くなりやすいマイル組か、距離を短縮して挑む馬を優先的にチョイスして、相手には1800メートル組も。25頭が出走した1700メートル組は勝率、連対率ともに4%と振るわない。

 《勝利数》勝ち馬10頭中8頭がレース前の時点で3勝をマーク(1頭は4勝)。きっちり実績を残していた馬が本番でも結果を出している。今年はカフジオクタゴン、シダー、タイセイドレフォン、ハピ、ホウオウルーレットの5頭が該当する。

 《結論》全項目をクリアしたのはジャパンダートダービー4着から挑むハピ。その前走は前残りの展開に苦しんだが、最後方から鋭く追い込んだのは高いポテンシャルの証明。新馬から鳳雛Sまでデビュー3連勝がレパードSと同じダート1800メートルである点も心強い。次点には1800メートルの前走・弥富特別を優勝したタイセイドレフォンを推す。2走前の鳳雛Sではハピの前に2着も、前走は8馬身差の圧勝とひと回り、馬がたくましくなった印象だ。3勝をマークし、1800メートルでの勝利実績もあるホウオウルーレットも警戒。

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2022年8月2日のニュース