【新潟記念】ヒートオンビート 待望のタイトル制覇を狙う

2022年8月29日 05:30

新潟記念で重賞初制覇を目指すヒートオンビート

 夏競馬もいよいよ最終週。新潟を締めくくるのはサマー2000シリーズ最終戦「第58回新潟記念」。中心はヒートオンビートだ。

 今年は重賞ばかり4戦して【0・1・2・1】。着外はG1天皇賞・春の4着。前走の七夕賞でも57キロを背負って2着を死守しておりG2、G3レベルなら能力上位。新潟は初参戦だが、左回りは東京、中京で走って【1・1・1・0】。舞台も距離も問わない安定感が魅力。桜花賞馬の母マルセリーナ譲りの決め手も秘めており、外回りの長い直線で、待望のタイトル制覇を狙う。

 そのヒートオンビートを七夕賞で封じたのがエヒト。3キロの重量差があったとはいえ、早め先頭から後続を寄せ付けない完勝だった。小回り向きで今回は福島→新潟外回りの舞台替わりとハンデ増がポイントになる。歴戦の古馬に真っ向勝負を挑むのが3歳フェーングロッテン。白百合S→G3ラジオNIKKEI賞と目下2連勝中。3走前から装着したブリンカーの効果が大きく、前走は最内を突いて差し切りと勝負根性も見せた。勢いと軽いハンデを生かし、古馬撃破の可能性も十分。昨年は12番人気マイネルファンロンがV。近走不振の実力馬も軽視できない難解戦だ。

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