【天皇賞・秋】ノースブリッジ抜け出す!ジャックドールの単騎逃げに岩田康が番手追走

2023年10月28日 05:23

ノースブリッジ

 土曜付G1企画「展開王」は東京本社・鈴木智憲(56)が登場。昨年の天皇賞・秋は本命を打った7番人気パンサラッサが大逃げを打って2着に粘り、☆◎で馬連ヒットした。今年は最内枠に入ったベテラン岩田康&ノースブリッジのコンビに注目。経済コースを通って、アッと言わせるとの読みだ。

 昨年はパンサラッサVSジャックドールの逃げ馬対決が注目を集めていたが、今年はパンサラッサが不在。昨年はライバルにハナを譲ったジャックドールが、今年はすんなりハナを奪えそうだ。昨年のパンサラッサは2F目に10秒9のラップを叩き出して一気に飛び出した。その後も11秒台のラップを刻み後続が追走しなかったため、単騎逃げの形になった。最後はイクイノックスに差されて2着に敗れたものの、ひょっとしたらのシーンを演出したのは記憶に新しい。

 ジャックドールは今年の大阪杯を逃げ切りG1初制覇。国内トップレベルのスピードを証明した。ライバルがいたため封印していたが、本来はこの馬も序盤から快ピッチで飛ばして、後続に脚を使わせるタイプ。5戦ぶりに手綱を取る藤岡佑が、持ち味を存分に生かした騎乗をするはずだ。大逃げになるか、それを追走するかは2番手に位置する騎手が鍵を握っている。そのキーマンは最内の絶好枠に入った岩田康&ノースブリッジのコンビとみる。百戦錬磨のベテランだけに、つかず離れずの絶妙の間隔で追走するはずだ。

 下馬評は連覇&G15連勝が懸かるイクイノックス1強ムード。出走各馬は同馬の動向に注目してレースを進めるのは間違いない。ルメール&イクイノックスはおそらく中団待機策。馬群にモマれないよう、馬場の外めを追走するだろう。昨年は差し切ったとはいえ間一髪だったから、4角では余裕を持って差し切れる位置にいるはず。ゴール前でジャックドールを捉えたイクイノックスにドウデュース、プログノーシスが迫る。ファンの注目が外の末脚比べに集まっている中、内ラチ沿いの経済コースを進んで、たっぷりと脚をためていたノースブリッジが、スルスルと抜け出すというシナリオだ。

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