熊沢重文が引退式「感謝しかありません」 武豊はビデオメッセージ、91年有馬記念「今でも忘れません」

2023年11月11日 17:04

引退式で花束を掲げる熊沢騎手(撮影・亀井 直樹)

 91年有馬記念(ダイユウサク)、12年中山大障害(マーベラスカイザー)などG1・4勝を含め、平地&障害でJRA通算1051勝(平地794勝、障害257勝)をマークした熊沢重文(55)の引退式が11日、京都で行われた。

 熊沢は「よくここまでやってこられたなと自分でもビックリしています。探り探りやってきましたけど、ほんとに感謝しかないです。厩舎スタッフ、馬主さん、バックアップしてもらって感謝しかありません」とあいさつすると、大きな拍手が送られた。

 10月29日に負傷して療養中の武豊(54)はビデオメッセージを寄せ、「熊沢さん、長い騎手生活お疲れさまでした」「私にとっては苦い思い出ですけど、有馬記念で私が大本命のメジロマックイーンに乗っているところ、熊沢さんの大穴ダイユウサクに負けたことは今でも忘れません」「引退ということでホントにさみしいですけど、我々後輩は熊沢さんが多く残してきた、熊沢イズムというか、全力で馬に乗るところを受け継いでいきたいと思います」と誓っていた。

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