【日本ダービー1週前追い】シックスペンス しまいはスッと併入 国枝師太鼓判「いい感じ」
2024年5月17日 05:20 競馬の祭典「第91回ダービー」の1週前追いが東西トレセンで行われ、無敗3連勝でスプリングSを制したシックスペンス(牡=国枝)が順調な仕上がりをアピールした。
同じくダービー登録の僚馬サトノエピック(牡)とWコースで併せ馬。5F63秒8~1F11秒3、直線は内に入り馬なりで併入した。動きを見守った国枝師は「いい感じだった。全体的な時計は速くなったけど、このクラスの馬だしね。しまいはスッときている。直線でちょっと(サトノ)エピックから逃げるような感じになったけど、競馬に行けば問題ない。そのあたりは来週の追い切りで(新コンビの)川田くんにチェックしてもらえれば」と穏やかに切り出した。
前走は3馬身半差のワンサイド勝ち。その後は優先出走権を得た皐月賞ではなく、ダービー一本に照準を定めた。師は「膝の方も特に問題なかったけど、皐月賞か?ダービーを取るか?と判断して。体は今、490キロちょっと(前走492キロ)。増えてもいいぐらいだけど、カイバは良く食べているし、立派過ぎるよりはいい」と体調の良さも感じ取っている。
これまで8頭を送り込んできた指揮官にとって、ダービー制覇は悲願だ。「右(回り)、左は関係ない馬だし、距離ももちそう。東京2400メートルは走りやすいと思う。使うごとに着差が広がる?その辺が良くなってきた証じゃないかな」。着実に進化を遂げる愛馬に大きな夢を託した。