【ラジオNIKKEI賞】ショウナンマクベス 重賞3戦の経験生きる! 荒れるハンデ戦 1番人気8連敗中

2025年6月24日 05:15

ショウナンマクベス

 過去10年の傾向から勝ち馬を探る「up to データ」。今週は3歳重賞「第74回ラジオNIKKEI賞」を分析する。1番人気が8連敗中の荒れるハンデ戦。夏の福島開催開幕週を飾る名物G3をデータでひもとく。

《ハンデ》 52キロ以下が【0・0・1・20】、57キロ以上は【0・0・0・6】と、極端なハンデが与えられた馬は狙いづらい。出走数が多い53キロも【1・4・4・27】と低調だ。本線は54キロ【3・4・2・31】、55キロ【3・1・1・12】、56キロ【2・1・2・16】。56・5キロの出走は1頭だけで、15年アンビシャスが優勝している。

《前走距離》 最も成績がいいのは前走2000メートル組で【4・5・5・28】。連対率(21・4%)は唯一の20%オーバーだ。次点で本番と同距離の1800メートル組で【4・2・1・38】。一方、1600メートル組は【1・1・3・24】と振るわず。また、1400メートル以下から挑んだ全6頭は馬券に絡めなかった。2200メートル以上の組が【1・2・1・15】と悪くない点からも、基本は長い距離でスタミナを証明した馬をチョイスしたい。

《脚質》 小回りコースの開幕週。状態絶好のインをロスなく立ち回った馬が当然有利となる。前走の4角位置別では先頭の馬が【3・3・3・14】と好成績。単複回収率がともに130%を超える。これに対抗できるのは明確な切れ味を備える馬。前走の上がり3Fがメンバー1、2位の馬が【8・3・3・34】なので、どちらかに当てはまる馬を優先したいところだ。

《結論》 全項目をクリアしたのはショウナンマクベス。前走は2000メートル戦のプリンシパルSを逃げて4着。勝ち馬とは0秒2差と力差はなかった。ホープフルS(10着)を含めた重賞3戦で得た経験値はメンバー随一。ハンデも54キロなら手ごろだ。ここで待望の初タイトルを手にする。 (データ班)

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