日本最大級の競走馬セール「セレクトセール2025」は15日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで2日目の当歳部門が行われた。

　14日の1歳部門で7頭を計11億8000万円で落札したサイバーエージェントの藤田晋社長が当歳部門でも存在感を発揮した。

　6頭の当歳を競り落とし、この日は計10億2000万円。2日間で22億円を投じ、21年から参加しているセレクトセールの落札総額は100億円の大台を超え、109億9700万円となった。

　トップバッターの上場番号301番「オンディナドバイの2025」（牡、父キタサンブラック）を2億円で落札し、「朝一番で狙っていたんです。もう少し（価格が）上でも、と思っていました」と笑顔の藤田氏。

　注目のイクイノックス初年度産駒は上場番号396番「ムーチョアンユージュアルの2025」（牡）を2億6000万円、上場番号458番「コンヴィクション2の2025」（牝）を1億5000万円で競り落とした。「現役時代は圧倒的でしたからね。父に似ている馬が多いと思います」と姿をだぶらせていた。

　ただ、この日の最高価格となった上場番号344番「ミッドナイトビズーの2025」（牡）は競り負けた形。「私が参加してから値段が上がったと（他のバイヤーに）言われたけど私も被害者の一人です（笑い）。いい馬がそろったセールだと思います」と総括した。

　以下、藤田晋氏の当歳落札馬

上場番号301番「オンディナドバイの2025」　牡　父キタサンブラック　落札価格2億円

上場番号335番「レディランドルフの2025」　牝　父キタサンブラック　落札価格1億4000万円

上場番号384番「スウィートリーズンの2025」　牝　父エピファネイア　落札価格1億4000万円

上場番号396番「ムーチョアンユージュアルの2025」　牡　父イクイノックス　落札価格2億6000万円

上場番号433番「アートハウスの2025」　牡　父コントレイル　落札価格1億3000万円

上場番号458番「コンヴィクション2の2025」　牝　父イクイノックス　落札価格1億5000万円