“増沢さんラストラン”有終2着
2008年2月25日 06:00 2月いっぱいで引退する6人の調教師が24日、ラストデーを迎えた(笹倉師はこの日、出走馬なし)。
鉄人が最後の最後に見せ場をつくった。東京9R・ヒヤシンスS。増沢師がラストランに送り込んだダイワマックワンは5番人気の伏兵だったが、直線で外に持ち出してから鋭く伸び、2着に奮闘した。「惜しかった。ラストで勝てれば言うことなかったが…。それでもバラ色の競馬人生だったし悔いはない。思い出はありすぎて語りきれない」と同師は感無量の様子だった。
加賀師は7Rでワンダーティンバーに騎乗したペリエと記念撮影するなど、笑顔でラストデーに臨んだ。「自分が一番好きだった東京競馬場で引退できて、とても幸せだ。いい人、いい馬に巡り合えた」と語った。矢野進師は京都で最終週を迎えた。「十分にレースを楽しむことができた。最終週も東京で重賞に出走できた(クイーンC・エフティマイア)。ありがとうございました」。松元省師と同様に定年前に勇退する福島勝師は「長い間いろいろあったが感謝の気持ちでいっぱい。走らなかった馬の方が手が掛かって印象に残っている」と振り返った。