【札幌新馬戦】やったぜ!ベビーネイル
2009年8月3日 06:00 大器が札幌3Rで期待通りのデビューを飾った。スタートからサッと2番手に付けたベビーネイルは4コーナーでも絶好の手応え。持ったまま先頭に立つと、横山典が左ムチを軽く入れただけで5馬身引き離し、単勝1・9倍の圧倒的1番人気に応えた。調教からまたがって手応えを感じていた横山典は「本当に従順。上手に走ったね。いい馬だよ」と笑顔で語った。
「カジノドライヴのように米国に行ける馬を」との山本英俊オーナーの指令を受け、昨年のセレクトセールで2100万円で競り落とした。父コロナドズクエストは、この馬の母へ種付けを行った直後に急死。正真正銘のラストクロップで、現2歳世代ではこの1頭しかいない。そんな運命的な経緯もあって期待を背に藤沢和厩舎入りした。
父の代表産駒はエイシンタイガー(芝で3勝)であり、芝も走れる血統だがダート戦でデビュー。山本オーナーの希望だった。「芝の新馬戦はスローになりがちで能力が見極められない。芝で勝てば次も芝でとなり、ダート適性が分からないままになる。今回はダートでの良さを十分確認できた。満足いく勝ち方だった」と語った。藤沢和師も「競馬が上手」と褒めた。
次走は札幌2歳S(9月5日)で芝に挑む。「中間、芝に2回入れたが、いい動きをした」と指揮官。ここも楽に突破するようなら芝路線を歩みクラシックへ。ダート向きとの判断が出れば、米国へ向かうことになる。「コロナドズクエストの血を残すべき馬。期待したい」とオーナー。わずか1戦で種牡馬としての話題が出るあたり、この馬の大物ぶりを示していた。(鈴木 正)
